[ 保険・保証 ]

 

地盤保証

地盤保証とは、

一般的には、地盤調査会社や地盤補強工事会社が自社の行った地盤調査、地盤補強工事に起因して建物が不同沈下等により不具合が生じた場合、建物および地盤の修補工事を行うことを約束することです。

アースレイズでは、自社で調査・解析を行った地盤に対しての地盤保証を利用できます。


不同沈下とは?

不同沈下の要因としては、土質により大きく異なります。

『砂質土』は即時沈下といい、建物荷重により時間が掛からず沈下します。基礎工事中に不同沈下が発生した事例もあります。

『粘性土』は圧密沈下といい、建物荷重により時間を掛けてゆっくり沈下します。概ね2年~3年で不具合が生じます。

どちらの沈下にしても、建物が均等に沈下すれば、生活には支障は起きませんが、傾いた住宅に住み続けると、体調に支障をきたします。


地盤保証は必要?

地盤保証の大きな特徴は、基礎着工時から保証が始まり、引渡後10年又は20年が保証期間です。保証の終期は、10年の場合、住宅の瑕疵保険と同じになります。注目すべきは、基礎着工時から、保証が始まりますので、建物が引き渡される前に、不同沈下に対しても保証の対象となるため、保証を利用することにより、リスクを回避することが出来ます。

※住宅の瑕疵保険は、引渡後の保険です。

 
地盤補強工事を行った場合の補償は?

アースレイズでは、地盤補強工事を行った場合、地盤保証を引き受けることはできません。地盤補強工事会社による補償を利用するか、第三者の保証会社の利用をお願いします。弊社は、『住宅技術協議会』に賛同、登録しておりますので、保証会社に迷われている場合は、『住宅技術協議会』の地盤保証をお勧めしております。

詳しくは、住宅瑕疵担保責任保険法人の株式会社ハウスジーメンの HP をご覧ください。


構造保証

設計プロテクション制度とは、

アースレイズが行う4号建築物の許容応力度計算(※構造サポート参照 )に対して、

万が一構造計算の過誤が原因で瑕疵が発生した場合に保証する制度です。


保証範囲
保証基準の範囲
部位 保証基準
床の傾斜 床の傾斜が 3/1000 未満
壁の傾斜 壁の傾斜が 3/1000 未満
柱の傾斜 柱の傾斜が 3/1000 未満
横架材の撓み 撓みのスパン長の 1/250 未満
床・壁・柱・梁・天井・屋根 著しい割れ、著しい破断、
その他の 著しい変形がないこと
建具の開閉が困難 建具調整が可能なこと

構造基準未達について
構造基準未達に関して

登録会社が行った保証対象業務の過誤により、建築物に外形的かつ物理的な滅失または破損が発生しない構造基準未達により被る責任を保証します。但し、保証対象業務の過誤がなければ、本来であれば発注者が負担することとなる追加費用は保証の対象とはなりません。


住宅瑕疵担保責任保険では、
設計図書確認

設計された住宅が保険法人の設計施工基準に適合しているか

第1回現場検査

基礎配筋が設計図通りに施工されているか

第2回現場検査

上棟時に躯体(柱・梁)防水工事(屋根・バルコニー)が設計図通りに施工されているか、施工されようとしているか

1回の書類検査と2回の現場検査に適合して保険が付保されます。


レイズネットワークでは、住宅瑕疵保険の第1回(基礎配筋)検査を保険法人の検査員に代わって行うことの出来る「団体検査員」が多数在籍します。自社が行う工事を第三者の目で確認する検査力のある有資格者が住宅建築に携わります。

レイズネットワークについて

レイズネットワークの目的

本会は、良質な住宅の供給を促進するため、住宅及び地盤の品質に関する技術の普及及び向上を図り、もって日本国内の住生活の向上に資することを目的とする。


レイズネットワークの事業

本会は、前条の目的を達成するため、以下の活動を行う。

(1) 良質な住宅の供給を促進するための各種基準の作成、指導および普及

(2) 住宅・建築に関する情報交流

(3) その他本会の目的のために必要な活動

レイズネットワークは
住宅瑕疵担保責任保険法人
(ハウスジーメン)の特認団体です。

認定団体制度とは、ハウスジーメンが、供給される住宅の基準や管理体制等品質の高い住宅の供給を行うことができる団体を認定し、保険料について適切な割引を適用する制度です。


ハウスジーメン瑕疵保険利用メリット

1. S 基準の利用により、フラット 35 耐久性基準とほぼ同等の耐久性の確保ができる。

2. 基礎配筋検査・構造躯体検査に加え、防水検査も追加で可能。

3. 地盤保証とセットの利用で、万が一の事故の時もワンストップで対応可能。


S 基準 基準内容(概ねフラット35同等基準)

(1)保険法人設計施工基準

(2)評価方法基準の劣化等級 2 以上(浴室及び脱衣室に係る基準を除く)

1. 外壁の軸組等の防腐防蟻

2. 土台の防腐防蟻

3. 浴室・脱衣室の防水の基準(除く)

4. 地盤の防蟻

5. 基礎の高さ

6. 床下の防湿・換気

7. 小屋裏の換気

8. 構造部材等(建築基準法)の基準